アニメ『まちカドまぞく2丁目』感想メモ
プライム配信終了間際、2丁目駆け込みまぞくである。まもなく配信終了まぞくなので、早めに見たほうがいい(もう無理か?)
いざ2丁目の感想メモ。(追記:なんかほんとにメモ書きみたいになってしまった。反省。)
『まちカドまぞく2丁目』一応のあらすじ
主人公のへっぽこ魔族・シャミ子が、成績優秀な脳筋魔法少女・千代田桃に決闘を挑もうとする(が結局遊びに行く)シーンから始まる(まさにS1の続き)。
6話までで、S1を引き継いだ桃の義姉・桜をめぐる話。そこから小話が続いて、11、12話でミカンの呪いをめぐる話という感じ。
いくつか感想
作品の構造について:S1との比較
S1に引き続いて、お祭り行くのような日常回や、くだらないギャグシーンが多い。(私は、9話での滝行する桃に対するシャミ子の狂った笑いが好きだ。あのシーンは麻薬的な中毒性がある*1。)
が、全体としてはS1よりもストーリーがシリアスになった。というかS1ではギャグの中でストーリー要素が小出しにされている感があった*2が、2丁目では作品の構造が変わってストーリーが中心になった感じがする。
この辺はシャミ子の状況とパラレルな気もする。
S1(の特に前半)では、シャミ子は何をやるべきかわからん状態だったが、S1の最後でやるべきことを見出し、2丁目でそれを遂行していった。それに合わせてギャグ中心からストーリー性がある作品に移行していった感がある。
つまり、シャミ子が状況を理解して行動していく様子を追っていく中で、視聴者の私たちもストーリーに「飲み込まれていった」と言えるかもしれない。まあ、そりゃそうだよね。
ストーリーもうちょっと
上で言う「ストーリー」ってなんやねん、という感じだが、以前S1を見終えたときに、『まちカドまぞく』はあれこれ起きた後の魔法少女たち(まぞくも含むよ!)を描いた「戦後の魔法少女もの」だ、みたいに考えた。
(あれこれ(桃の義姉・桜が色々やったことなど)の後を描くことで、シャミ子のやるべきことは、過去の探索と桃やミカンなどとの交流になる、みたいな話だったと思う。)
まあ、あながち間違った分類ではないと思うのだが、2丁目を見ていると思っていたよりも話が重かった。
例えばここまで「存在意義」とかが語られる展開(6話の桃と12話のウガルル)になるとは思ってなかった。(1クールでこれ以上出てきたらしらけるところだったと思う。ちょうどよかった。)
過去が重いほど、結局現在まで引きずるものも重いのだろうか?
類似しているのかわからんが、「俺の戦争はまだ続いているんだ」で有名な『ランボー』を思い出したり出さなかったり。(流石に無理やりすぎか?)
まとめ
ひとまず、桃を笑顔にでき、ミカンの呪いを解いたことで、「戦傷治療」を完了したシャミ子だが、この後はどうなるのだろうか?マンガ読みてー