そら犬のエサ

ゆるいアニメとかマンガとか、ハードな音楽とか

最近読んだマンガメモ(ウスズミ、まほあこ、ささ恋)

『ウスズミの果て』1、2巻

終末世界を描いたSF

 

荒廃した広大な世界の絵が中々迫力がある

 

ただ、この話が終末世界をテーマとして、一体何を描こうとしているのか(基本的に人間の痕跡を主人公はたどっているようだが)まだよくわかってない。

 

2巻でとりあえずの目的ができた感じがあるし、こっから期待なのかな?

 

魔法少女にあこがれて』1〜11巻

新刊発売されて、やたら安かったので。

 

一巻読んだ時点では、ただ下品な話かと思ったが、なんか意外と内容や設定、アクションがしっかりとしており、サクサク読んでしまった(しょうもない話には違いないが…

 

まどマギ以来の)魔法少女もの、アクション、エロ、百合などいろんなジャンルの良いとこ採りをしようとして、こういうことする作品は大抵失敗するのだが、なぜかうまく行ってしまっている、という印象。

 

アニメは見るべきか迷い中

 

『ささやくように恋を唄う』1〜8巻

こちらはうーんという感じ。なんかいろんな人物のいろんな感情を描こうとしているが、結局どの焦点もイマイチ深掘りできないまま進んでしまっている感じがする

 

もっとシンプルに主人公カップルの話を深掘りすれば良いのではないか?という感じもする。全然性格が違う二人があの感じで付き合い始めたら、まあまあ面白い葛藤とかのストーリーが出来そうな気もするが…

 

ただ、8巻(もはや主人公の話ではないが)ちょっと続きが気になるので、早く読みたい。

 

あと、話とは別に絵がめちゃ綺麗。

年末年始に読んだきらら系マンガのメモ(『ゆゆ式』、『mono』)

年末年始に読んだきらら系マンガのメモ

 

ゆゆ式』1〜3巻

古典『ゆゆ式

趣味に凝るわけでもない、何かストーリーがあるわけでもない、キャラの性格のみで描かれる「古き良ききらら」という感じ。

 

特段面白いってわけでもないのだが、ゆるく読む分にはいい

 

 

『mono』1〜3巻

ゆるキャン』のあfろが描く「おでかけマンガ」

基本的に日帰りで観光旅行する話で、『ゆるキャン』よりもゆるい話が中心。

 

良くも悪くもいろいろ気になった点があるが、特に3巻の後半、主人公たちが全く出てこずに大人たちの雑談が繰り広げられる話はすごい。

 

マンガがアニメ化された時の対策など、もはや誰得かわからない作者のエッセイが大量に盛り込まれていて良い。

 

ゆるキャン』はストーリーベースで、こちらはエッセイを詰め込んで欲しい。

最近読んだマンガメモ

12月の後半以降に買って読んだマンガのまとめ

 

 

 

『大怪獣ゲァーチマ』

Twitterでも話題になってた気がする怪獣マンガ

怪獣モノのお決まりを踏みつつ、すごい迫力で読んでて面白い。動画が目に浮かぶ。

 

4話でゲァーチマが立ち上がるシーンが特に良い

 

見開き含んだ絵の迫力を楽しむマンガなんで、クソデカタブレットか紙で読むのがいいですよ。

 

『光が死んだ夏』4巻

いつかのマンガ大賞の新刊

今巻から新章。なんか雰囲気ゲーになってたこれまでとガラッと変わって、ミステリーやホラーのテンポ感がよくなってきた。

 

田中、マジでやばもんやな。ハムスターも怖すぎ

 

『ブランクスペース』−3巻

熊倉献の長編(中編?)

周りからオチが微妙だった、と言われてたが、確かに微妙だった…

 

話のテーマがなんかボヤかされて終わってしまった気がする。あと、多分最後やりすぎ。

ただ、2、3巻途中までの流れ、設定、コマやら小説とかの使い方とかは面白かった(からこそ最後アラマという感じ)

 

この人はこっちの短編の方が面白い気がする。

 

『悪いが私は百合じゃない』−5巻

ギリ健全、ギリ全年齢

まあ、これはしょうもないモノを目指して、しっかりそうなってる感じがする。

 

ただ、かなり下品にも関わらず、キャラは立ってるし、セリフ回しなども面白いのがちょっと読んでて悔しい。羽根井の話がどれもいいね。

 

『つらねこ』1-2巻

民俗学コメディというかなんというか不思議なマンガ。これは予想外に面白かった。

主人公の女の子(チビちゃん)が異界をコスプレさせられて冒険するだけの話…と思ってたら意外と不思議な世界観、しっかりとした筋、人間関係に惹かれてしまう

 

かなり凝った世界観を背景に感じつつも、話が簡潔・明快なため非常に読みやすいのも良い

 

ただ、アクションや世界観に対して、若干線の太さや硬さが気になる。まあ、許容範囲。

 

キョンシーのコスプレが好き(話は切なかったねえ)

 

『月出づる街の人々』1巻

すげえ安かったタイミングで買った

いい話なんだけど、いい話どまりな感じもある…もうちょい話の軸があってもいいのかな?(2巻以降変わるのだろうか?)

アネモネは熱を帯びる』1−2巻

キララなのに本格百合ってのがウリらしい

確かにきららにしては人間描写が重めな感じがあるけど、なんか中途半端な気がする

 

キャラ設定が説得力ないのか、展開がザツいのか?イマイチ入り込めなかった

 

絵は綺麗なんだけどね

『葬送のフリーレン』12巻メモ

マンガ『葬送のフリーレン』12巻を読んだ

 

 

もっと未来の「成長したフリーレン」に感心する話中心でも良かったのではとも思ったが、最後の魔族大集結の話を中心に面白い話が集まっていた

 

ただ、話の内容というより伏線的なものが気になった

 

まず、100年後に呪いで世界を被うやつ、誰やねん

 

あと、フリーレンが何者かは永遠の謎だが、魔王って何者?ハイターが、1000年前に魔族が現れて以来、頂点に立っているとか言ってたり、11巻(10巻?)でソリテールが「人を知ろうとした」とか言ってたり、どういう存在者なんや?

 

魔王が魔族ならいいけどエルフとかだったら怖いな…まあ無さそだけど…?

『私の百合はお仕事です!』全巻読んだメモ

ブラックフライデーのセールで買った『私の百合はお仕事です!』(『わたゆり』)をイッキ読みした。読んでから時間経っちゃったけど、感想のメモ。

 

 

学園を模したコンセプトカフェで働く学生たちの恋愛・友情関係を描いた群像劇

 

コンセプトカフェという「虚構の世界」と、カフェ外の「現実世界」という二つの世界での出来事が影響し合い、精緻な人間関係が描かれていくのが印象的

 

 

また、それだけでなく、キャラクターの性格から脚本までかなり計画的に設定された上で話が展開される、ある種の安定感もこの作品の特徴に感じる

 

(各巻のあとがきを読むと、実際作者に計画が前もってあるようだ)

 

マンガとしては若干言語的な表現が多めな気もするが、よくあの登場人物たちの微妙でいびつな関係性を、あそこまでブレずに説得力を持たせて描写できるな、と読んでて感心する

 

特に寧々の話がよかった。恋愛に関してある種の辛さと諦めを持ってた彼女が、五影堂によって徐々に屈折していく様は、読んでて苦しいけど、すげぇ…ともなった。(なんだかんだ救われたし)

 

さて12巻、何やら話の続きが気になる感じで終わったので、新刊が待ち遠しい

『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を観たメモ

公開されてる『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を観てきた

 

春に上映されていた前作『おでかけシスター』は、いい話だったが、思春期症候群(登場人物がなんかで気持ちをこじらせることによってタイムリープしたり、世界から消えたりするトンデモ病)が話のメインイベントとして起きない、そこまで『青ブタ』らしさがない話だった。しかし今回はサクタが知覚されなくなる症候群イベントが生じて面白かった。

 

また、その症候群が生じる理由も母親との関係の拗らせという、まあまあ話の流れとして説得力のあるものだったし、それをめぐる心情の描写、会話もひかれるものがあった

 

特に双葉理央との会話がよかったね

 

ただ若干後半長く感じたのと、もう少し母親の拗れが描かれてもよかったのかなとも

 

 

あと一番面白いと思ったのが、いいか悪いか、次回作に向けて張られた伏線。霧島とか、サクタの中学時代の同級生とか何者?大学生編、楽しみだ。

アニメ『葬送のフリーレン』15話感想メモ

『葬送のフリーレン』15話(絵コンテ:瀬口泉 演出:浅香守生・礒川和正・瀬口泉)を観た

 

Aパートのザイン活躍回、Bパートのシュタフェル回と、今回はフリーレンが中心ではない話二つ

 

前半の戦闘シーンも良かったが、何より後半のダンスシーンのアニメが優雅で泣きそうになってしまった。MYOUN氏のツイート。

 

 

一つ一つの所作の描写が綺麗すぎる…

 

また、この二人のダンスが盛り上がる箇所で、他の踊っているモブが見えないバルコニー側を背景にした構図にすることで、二人が映えてるのも粋。(瀬口氏のコンテも公開されてる)

 

 

(みんなが二人に注目する中、ケーキを貪るフリーレンにフォーカスが行くオチも完璧だった)

 

話の本筋が進まない回、特にフリーレンが話の中心の回でないからこそ、アニメーションが堪能できる話に仕上げてくれたのは嬉しい

 

次回、1クール目の最後、期待