結束バンドの『星座になれたら』とスライドギター
この前、アルバム『結束バンド』とその中の『忘れてやらない』がいいね、という話をした。
『忘れてやらない』がアニメ12話の文化祭ライブ・一曲目だったので、今日は二曲目の『星座になれたら』関連のだらだらした話。
『星座になれたら』とスライドギター(ボトルネック)
何度見ても飽きない、『星座になれたら』のライブ映像。主人公・ぼっちがボーカル喜多ちゃんのとっさのアドリブと、アル中の酒瓶に救われるシーンはエモい。
喜多ちゃん、ピンチのぼっちをチラリと見て(1:07ごろ)、ソロを決意したのだろうか?あとこれ、手書き*1?
まあ、アニメ的な深読みや凄さは有り余るが、音楽的に面白いのはやはりボトルネックギター(スライドギター)のソロだろう。
スライドギターと『星座になれたら』
酒瓶ないし、ボトルを使って弾くなんていう考えを誰が思いついたのか?絶対酒が絡んだ、ロクでもないギタリスト、またはその集団だと思う。が、普通に弾いたら、フレットのせいで途切れ途切れになってしまうギターの音の変化を、ボトルのスライドで連続的な変化にできてしまう、というのは革命的だっただろう。
実際、ボトルネックを用いることで、ギターの音は異なる表情を持つ。
例えば『星座になれたら』の配信版。こちらはスライドギターじゃない方。
こちらの(とてもうまい)ソロは、当然フレットがあるので、音はステップを踏むように変化し、最後はチョーキング(ですか?)若干音が叫ぶように音程が上がって締められる。
一方、上のライブ版では、スライドによって連続的な音のため、伸びやかで、どこかエモさを感じさせるようなソロになっている。
どちらが良いかは決め難いが、どこか幻想的でファンタジーチックなこの曲には、ボトルネックが合っているような気がする(しかし、三井さんのソロは普通の方がうまいような気も…?)。
むしろ、ボトルネックに合うようにこの曲を作っていたりするのだろうか?深読みしすぎか?
わからないが、このライブ回以来、ボトルネック奏法が気になってしょうがないのは確かだ。ギターの面白さが存分に伝わる曲であり、ライブ回であったことは間違いない。
*1:最近『Blue Giant』の映画を見たがライブシーンがCGで、この『ぼざろ』の動画を見てるカラカ、どうも見劣りと違和感を感じてしまった。曲はすごかったけど。