そら犬のエサ

ゆるいアニメとかマンガとか、ハードな音楽とか

結束バンドの『星座になれたら』とスライドギター

この前、アルバム『結束バンド』とその中の『忘れてやらない』がいいね、という話をした。

sorainu-sky.hatenablog.com

『忘れてやらない』がアニメ12話の文化祭ライブ・一曲目だったので、今日は二曲目の『星座になれたら』関連のだらだらした話。

『星座になれたら』とスライドギター(ボトルネック

何度見ても飽きない、『星座になれたら』のライブ映像。主人公・ぼっちがボーカル喜多ちゃんのとっさのアドリブと、アル中の酒瓶に救われるシーンはエモい

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喜多ちゃん、ピンチのぼっちをチラリと見て(1:07ごろ)、ソロを決意したのだろうか?あとこれ、手書き*1

 

まあ、アニメ的な深読みや凄さは有り余るが、音楽的に面白いのはやはりボトルネックギター(スライドギター)のソロだろう。

 
スライドギターと『星座になれたら』

酒瓶ないし、ボトルを使って弾くなんていう考えを誰が思いついたのか?絶対酒が絡んだ、ロクでもないギタリスト、またはその集団だと思う。が、普通に弾いたら、フレットのせいで途切れ途切れになってしまうギターの音の変化を、ボトルのスライドで連続的な変化にできてしまう、というのは革命的だっただろう。

 

実際、ボトルネックを用いることで、ギターの音は異なる表情を持つ

 

例えば『星座になれたら』の配信版。こちらはスライドギターじゃない方。

星座になれたら

星座になれたら

  • 結束バンド
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

こちらの(とてもうまい)ソロは、当然フレットがあるので、音はステップを踏むように変化し、最後はチョーキング(ですか?)若干音が叫ぶように音程が上がって締められる。

 

一方、上のライブ版では、スライドによって連続的な音のため、伸びやかで、どこかエモさを感じさせるようなソロになっている

 

どちらが良いかは決め難いが、どこか幻想的でファンタジーチックなこの曲には、ボトルネックが合っているような気がする(しかし、三井さんのソロは普通の方がうまいような気も…?)。

 

むしろ、ボトルネックに合うようにこの曲を作っていたりするのだろうか?深読みしすぎか?

 

わからないが、このライブ回以来、ボトルネック奏法が気になってしょうがないのは確かだ。ギターの面白さが存分に伝わる曲であり、ライブ回であったことは間違いない

*1:最近『Blue Giant』の映画を見たがライブシーンがCGで、この『ぼざろ』の動画を見てるカラカ、どうも見劣りと違和感を感じてしまった。曲はすごかったけど。